「高知うまいもん散歩」第50回は、高知県高知市にある、高知県農業協同組合さんにうかがいました。こちらでは農家のみなさんが大切に育てた農作物を使って、加工品を開発することもされているそうです。今回お話を聞いた商品は、女性が大好きな生姜のギフトセット。開発にいたる経緯や、美味しい楽しみ方まで色々と教えてもらってきました!
生姜、女性はとても大好きですよね。私はこの生姜ジャムを使って、豚のショウガ焼きや肉野菜炒めを作るのにはまっています!
夏もエアコンなどで冷えますしね。暑い日でも意外に冷えがちな身体を温めるには、何にでも足せる生姜がぴったりですよ。ギフトセットの商品を、料理に使っているという方はとても多いですね。セットの中にはサイズの違う生姜ジャムが2本、生しょうがジュースが1本、塩麹に生姜を足したものが1本、生姜トマト酢が1本入っています。少しずつ異なる風味の生姜フレーバーなので、料理のレパートリーも広がるのではないでしょうか。
トマトも美容成分が多いといいますよね。塩麹も定番の調味料になりましたし。私たちが好きなものばかりです。
トマトを赤くしている色素はリコピンといって、抗酸化作用が強いことで知られています。リコピンは生活習慣病を防ぐことで有名ですが、メラニンの生成を抑えるので美白にも効果があるんですよ。塩麹は定番調味料になりましたが、発酵食品なので乳酸菌がたくさん含まれています。デトックス効果や、アンチエイジングに優れた力を持つといわれている食品ですね。うまみ成分が豊富なので、ちょっと使うだけで料理をおいしくすることもできちゃいます。
農家さんの宝物を、ぎゅぎゅっと濃縮。
生姜ジャムを実際にいただくと、生姜感がとても強い気がするのですが何か工夫をされているのですか?
高知では生姜がたくさん採れるので、当たり前のようにたくさん使うんですよ。県外のかたから見ると、少し贅沢な使い方かもしれませんね。でもせっかくの名産品なので、けちけちせずにいっぱい入れて味わってほしいなと思ったんです。生姜ジャムは紅茶に入れるのも合います。実は生姜は即売会などで子供さんに受け入れてもらうのが難しかったのですが、ジャムにしたらみんな「おいしい!」と言ってぺろりと食べてくれるんです。好き嫌いが多い子にもいいかもしれませんね。
こちらのギフトの楽しみ方、他にもありましたら教えてください。
塩麹は水を一切使わずに作り、濃厚なつくりになっています。みなさんが知っている、お肉の漬けダレやスープに入れる以外にもから揚げのかくし味にするのはオススメです。柔らかくジューシーで、お肉が濃厚な仕上がりになるんですよ。他に生姜ジュースやジャムは、お酒に加えるとお店で飲むような本格的なカクテルができます。高知の農家さんが毎日手をかけて育てあげた生姜たちを、ご自宅でゆっくり味わっていただけたら嬉しいです。
今回ご紹介した商品
高知県産生姜をたっぷり使ったギフトセット
生姜ギフトセット
事業者紹介

〒781-8105 高知県高知市高須東町4-8
TEL:088-883-6800
FAX:088-883-6935
JA高知市は、昭和64年1月4日に、当時の高知市、土佐山村、鏡村にあった14農協が合併して誕生した総合農協で、平成の元号とともに歩み現在に至っています。代表的な生産品目として、水稲では7月収穫の超早場米の「南国そだち」「ナツヒカリ」と「コシヒカリ」、野菜はメロン、スイカ、イチゴ、トマト、ミョウガ、シシトウ、生姜、新ショウガ、ネギ、花きはユリやグロリオサ、果樹は温州ミカン、文旦(ぶんたん)、スモモ、ナシなどがあげられます。
ライター紹介

小松田 久美
1983年生まれ、東京在住。
今年、第一期の「うまいもん散歩」取材で四国に初上陸しました。徐々に高知が大好きになってきた、高知ビギナー。
着物と猫、お酒が好きなフリーライターです。