
ライター
小松田 久美

株式会社 満天の星
統括マネージャー 浜川 由紀さん
「高知うまいもん散歩」第62回は、高知県津野町に本社がある、満天の星さんにお話をうかがいました。今回はまるで海外のマルシェのような、高知市にあるアンテナショップへ。そこには津野町でつくられた野菜やお茶、スイーツの販売だけでなく、カフェまで併設されたとてもお洒落なスペースがありました。「満天の星」という素敵な名前の由来や、コンセプトについてじっくりと聞きました。

「満天の星」とは、とても印象に残る名前ですね。どういった経緯でこの名前がつけられたのですか?

私たちが住んでいる、高知県津野町は高知の中心部から約1時間、面積の約90%が山林で覆われているほど自然が豊かな場所です。四万十川の源流があって、水がキレイで昔からお茶づくりがさかんな場所でした。そして、特産品のほうじ茶を使ったスイーツ制作を、フードプロデューサーの大原一郎さんにお願いしたのです。プロデュースのために町に滞在していた大原さんは、夜になった時にあまりに壮大な星空に感動し、そのまま会社名に採用されたそうです。


この名前には、そんな由来があったのですね!会社名になるほどキレイな星空と聞くと、実際に見てみたくなります。アンテナショップでは、ほうじ茶以外にも様々なお茶が売られていますね。

おなじみのものではどくだみ茶やハブ茶などから紫蘇のお茶まで、薬草茶といわれるものも多く取り扱っています。最近は「できるだけ自然な飲み物を」と、お茶をお買い上げになる女性が増えました。昔は土地柄なかなか病院にも行けない場所だったので、こういったお茶で普段から体調を整えていたんですね。薬ではないので、悪いところを劇的に治す力はありませんが、新陳代謝を促すお茶や身体を温める力が強いお茶などあるので、気になるものがあればスタッフにご相談ください。
余計な力が抜けてほっとする、優しく香ばしいスイーツ

満天の星大福をいただきました。ほうじ茶の香り高さと、生クリーム、あんこの優しさが絶妙ですね。リフレッシュしたい時にもってこいのおやつです。

召し上がった方からは、「思っていたよりも、ずっとお茶の香りがする!」「なじみがあるほうじ茶の香りで、ほっとする」「甘さが丁度いい」といった感想をいただきます。レシピを作るときに、お茶の成分で苦くなりすぎずに、いかに香りと味を楽しんでもらえるか試行錯誤したので、リピートの方が多いことに関係者全員が喜んでいます。


女優の浅野ゆう子さんが、お気に入りスイーツとして紹介したこともあったとか。

以前にTV番組でご紹介をいただいた時には、午前中で準備したものが完売してしまうほどの大盛況をいただきました。
普段お茶を淹れて飲む習慣がない方も、この大福を食べることで、お茶の葉から淹れた味わいを感じるきっかけになったらいいなと思っています。そして、「久しぶりに、お茶を淹れて飲んでみようかな」と思ってもらえたら本当に嬉しいです。高知には美味しいお茶がたくさんありますので、お茶どころ巡りツアーにいらしていただいても楽しいと思いますよ。
今回ご紹介した商品

事業者紹介

株式会社 満天の星
(本社・加工所)〒785-0411 高知県高岡郡津野町船戸4939(旧船戸小学校跡地)
TEL :0889-62-3335
(アンテナショップ)〒780-0082 高知県高知市南川添24−15
TEL:088-883-5039
満天の星は、四万十源流のまち、
高知県津野町の魅力をお届けしています。
アンテナショップ「満天の星」では、
津野町の特産品、文化、観光の拠点として、
高知県津野町の魅力を発信しています。
ライター紹介

小松田 久美
1983年生まれ、東京在住。
今年、第一期の「うまいもん散歩」取材で四国に初上陸しました。徐々に高知が大好きになってきた、高知ビギナー。
着物と猫、お酒が好きなフリーライターです。